病院薬剤師のブログ

徒然なるままに。少しづつ勉強していきましょう。

病院薬剤師のお仕事

なんてこった,オルベスコの出荷調整が…

すでに報道にもありました,オルベスコの出荷調整. 「オルベスコ」の出荷調整、医療機関に周知 帝人ファーマ | 日刊薬業 - 医薬品産業の総合情報サイト 「オルベスコ」の出荷調整、医療機関に周知 帝人ファーマ | 【PNB】PHARMACY NEWSBREAK-薬局・薬剤師…

困った!テトラミド錠10mgを自主回収・出荷停止の対応

2020/2/17に,MSDより,「テトラミド®錠10mg」の自主回収・出荷停止「テトラミド®錠30mg」の出荷調整のご案内をいただきました. http:// https://www.msdconnect.jp/static/mcijapan/images/package_2020_0217_tetramide_tab.pdf 「えー,またM〇D!?」 「…

造影剤アレルギーの怖さ

造影剤アレルギーの報道がありました. アレルギーある男性、不要なCT検査で死亡 病院が謝罪:朝日新聞デジタル 不要な検査で男性死亡 獨協医大病院 腹部CT 伝達ミスなど認める |社会,県内主要|下野新聞「SOON」ニュース|下野新聞 SOON(スーン) 独協医…

病院の業務を,薬局薬剤師が応援!?は新しいカタチになるのでしょうか.

薬事日報に,結構衝撃的な見出しがありました. 病院業務、薬局薬剤師が応援‐急場の人材不足解消に試行 【横浜労災病院薬剤部】病院業務、薬局薬剤師が応援‐急場の人材不足解消に試行|薬事日報ウェブサイト 病院の業務を一部薬局薬剤師に応援していただく,…

メトホルミン含有製剤のNDMAの対応を,薬剤師の視点で考える

厚生労働省医薬・生活衛生局医薬安全対策課と厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課より,2019年12月9日付で,「メトホルミン塩酸塩における発がん物質の検出に対する対応について」の情報がでております. https://www.pmda.go.jp/files/00023292…

インドメタシンが必要とされる理由

先日,インドメタシン製剤である,インテバンSP25 /37.5 が,製造販売中止として 案内がきておりました. 2019年03月15日の日付となっております. https://www.teikoku.co.jp/archives/002/201903/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%90%E3%83%B3.pdf 帝国…

病院における薬品の管理と共有を考える

ここ最近,薬剤の供給不安定の報道が多いですね. セファゾリンの問題はその中でも大きなニュースとして取り上げられています. 病院の中で医薬品を扱う薬剤師の今が問われていると思います. 医薬品管理と供給について,考えてみたいと思います. 薬事日報…

ガンマグロブリンの適応などを少し考えてみる.

当施設はヴェノグロブリンに加え,新たにベニロンも供給に制限がかかってきました. 今回の件なども踏まえて,以前書きましたので,ご興味ある方はご参照ください. 限られた献血の中から製造される,血漿分画製剤のため,リコンビナントの製剤などができな…

感染症部会でのセファゾリンの資料を眺めてみる

厚生科学審議会 (感染症部会)から,2019年7月17日付で,セファゾリンの供給低下についての資料が掲載されています. 厚生科学審議会 (感染症部会)|厚生労働省 先日ありました,アンケート結果もあわせて報告されています.当施設も参加しました. 少し眺め…

フォーミュラリーを考える2

これからの医療に,どのような影響を与えるのでしょうか.まとめてみると,薬局薬剤師,病院薬剤師の未来に大きくかかわるような内容なのではないかと感じました. 薬と地域 今回少し話題が出ておりました. 以前一度書いたのですが,少しボリュームもありま…

ワルファリンについて再考する

ワルファリンによる出血.下記の報道がありました. 古くからあり,よく知られた薬.なくてはならない薬. 凝固,出血に関する最も有名な医薬品の一つであるワルファリンについて再考してみたいと思います. 処方箋の2倍の薬を販売、患者が脳内出血 甲府の…

絶対に欠品してはいけない医薬品,その理由.④人免疫グロブリン製剤

病院で治療する医薬品の中でも,欠品や出荷調整などで,薬剤の供給が滞ることが許されない医薬品があります. 今回は,人免疫グロブリン製剤の献血ヴェノグロブリンIHが,供給制限になる可能性についての案内がございました. 医療関係者ですか?「はい」「…

当直中のビビった処方(シクロスポリン)

当直業務を行うにあたり,若かりし自分が,ちょっと戸惑った処方を紹介していきたいと思います. 簡単なものから色々と. 薬学生のかた,普段調剤に関わっていない方から,病院で当直することになりそうな方まで,ご参考になさってください. 第4回ヤクガク…

薬学部,という得体のしれない学部について考えてみる

ずいぶん不吉なタイトルとなってしまいましたが,こんなニュースが最近ありましたので考えてみます. せっかくご訪問いただいたのに,変な内容ですみません.最近サボっていて,書いてみたと思ったら,暗い内容です.それでも考えてみたいと思います. 国試…

セファゾリンNa供給不足に関する追加情報.ニプロ お前もか.

これだけ世間を騒がしているセファゾリンですが,6-7割近いシェアをもつ日医工が供給停止に陥り,もう一つの後発品メーカーであるニプロの製品も,この度供給に支障をきたすことになったと説明がございました. ニプロ製品を採用していない施設でも案内いた…

 絶対に欠品してはいけない医薬品,その理由.③B型肝炎ワクチン

病院で治療する医薬品の中でも,欠品や出荷調整などで,薬剤の供給が滞ることが許されない医薬品があります. 今回は,B型肝炎ワクチンとして欠品する恐れはないのですが,下記の報道がありました. ヘプタバックス-II水性懸濁注シリンジ0.25mL/ヘプタバッ…

【お役立ち】薬剤師として働き始める際,登録しておくと良いサイト・情報など

これから薬剤師として働く方,すでに薬剤師として働いている方,自己研鑽や空いた時間に情報を得る目的で,こちらを登録しておくと非常に便利であろうものを,少し紹介させていただきます.個人的な見解もいくつか入っていますのでご容赦ください. 医薬品情…

エカベトNa顆粒66.7%回収に感じる違和感

エカベトNa顆粒66.7%「サワイ」が回収となるニュースがありました.当施設でも情報収集,対応を行いました. 回収情報のお知らせ|沢井製薬 エカベトNa顆粒66.7%「サワイ」を自主回収:DI Online 回収の概要 今回の回収に感じた違和感 医薬品が製造されるま…

薬剤師として働く皆様へ

薬剤師国家試験も終わり,少し早いですが,薬剤師となる皆様おめでとうございます. そして日々仕事をされている薬剤師の皆様,お疲れ様です. 本日は,少し,薬剤師として働くことについて考えてみたいと思います.主に仕事を続けていくために,ということ…

絶対に欠品してはいけない医薬品,その理由.②セファゾリンナトリウム注射用

病院で治療する医薬品の中でも,欠品や出荷調整などで,薬剤の供給が滞ることが許されない医薬品があります. まさか,と思うような供給停止,出荷調整が続きます. 今回はセファゾリンです. https://www.nichiiko.co.jp/medicine/file/54100/information/o…

絶対に欠品してはいけない医薬品,その理由.①メソトレキセート点滴静注液

病院で治療する医薬品の中でも,欠品や出荷調整などで,薬剤の供給が滞ることが許されない医薬品があります. 今回は,残念ながら,そのような状況が起こってしまいました.規格がいくつかありますが,今回は高用量製剤が対象となっています. メソトレキセ…

FDAのフェブキソスタットの警告について薬剤師として考えてみる

本内容については,まだ国内の厚生労働省の発表がないため,服用されている方は,ご自分の判断で勝手に服用を中止するなどされないようにお願いいたします. 2019/2/21に,米国FDAよりフェブキソスタットの警告がでています.国内ではフェブリク錠(非プリン…

DPC病院の色々な状況が分かる?厚労省の資料を眺めてみる

平成29年度DPC導入病院の資料が,厚生労働省より出ています. 最近統計の話題が出ていますが,少し眺めてみると色々なものが見えてきます. 薬に限ったところだけですが,少しご紹介したいと思います. データ こちらが資料です. 平成28年度DPC導入の影響評…

病院の電子データを安全性のために生かす

電子カルテの導入は,様々な病院で行われていると思います.そのデータを生かし,医療安全に生かそうという取り組みがなされています. 用いるべきものを用い,できることを行う.これからの医療に必要な取り組みです. 今回薬事日報に,九州大学病院の報告…

「この薬は口座がないので,出せません.」は何なのか.

この文言,同じような内容を、病院薬剤師では言ったことがある方もいらっしゃるでしょう. むしろ言われたことのある,保険調剤薬局の薬剤師の方は,少なくないのではないでしょうか. 私も,病院薬剤師の業務の1つとして,電子カルテの薬品マスターなどを準…

副作用対応とPBPM(これからの主役は薬局薬剤師)

最近PBPMの話題が増えてきています.これからの薬剤師業務を考えると,とても心強いニュースもあります.私見も踏まえ,ご紹介いたします. 薬局 薬事日報に下記の記事がありました. 外用薬の開始を薬剤師が指示‐京都府南丹地域の病院と薬局、副作用早期対…

高齢者の薬剤投与には要注意

高齢者に注意する医薬品はいくつかあります.75歳以上の後期高齢者も増加し,その治療に関しては現実的な問題が出てきているのを感じます. 高齢者 高齢者の薬物療法 当施設に入院された方 高齢者と薬 米国の情報 FDAのデータの根拠 ゾルピデムと転倒 まとめ…

製薬企業のコールセンターを上手に使う意識を持とう

先日のミクスに,コールセンターの意識調査の記事がありました. 製薬企業コールセンター 年間平均利用回数最多は「1~5回未満」 薬剤師意識調査 | 意識調査 | 国内ニュース | ニュース | ミクスOnline とても有用な製薬企業のコールセンター,医薬品に関…

医薬品の流通、保管、管理について考えてみる

近年の医薬品の薬価高騰、医療費は増加の一途をたどっています。今回のお話は、そこまで大きな話ではないですが、病院、薬局での医薬品の管理について考えてみたいと思います。 冷蔵庫 薬事日報、ミクスに下記のニュースがありました。 GDP国内導入でメーカ…

キノロン系抗菌薬を再考する.重大な副作用の項に「大動脈瘤,大動脈解離」の追記

キノロン系抗菌薬はその優れた抗菌力と安全性から,日本国内でも広く使用されている薬剤の一つです.2019年1月10日に,添付文書の重大な副作用の項に「大動脈瘤,大動脈解離」が追記されました. 海外からの報告も出ておりますし,米国FDAでも警告がされてい…